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【初心者向け】マーケティングの重要指標「LTV」とは?

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  • 11月28日
  • 読了時間: 3分

更新日:12月3日


みなさんこんにちは、マーケティング担当の西園です。


「マーケティングを学び始めたけれど、専門用語が多くて難しい…」

そんなふうに感じていませんか?

今回は、ビジネスを成長させる上で欠かせないキーワード「LTV(ライフタイムバリュー)」について、勉強会の資料をもとに解説します。

これを読めば、なぜ今「LTV」が重要視されているのか、どうすれば売上アップにつながるのかが分かります!


1. そもそも「LTV」とは?


LTVとは、Life Time Value(ライフ・タイム・バリュー)の略で、日本語では「顧客生涯価値」と呼ばれます 。


一言で言うと、「一人の顧客が生涯(その企業との取引期間中)に生み出す価値(売上・利益)」のことです 。


⚪︎身近な例でイメージしてみよう


「一生涯の価値」と言われると少し大袈裟に聞こえるかもしれませんが、身近なサービスに置き換えると分かりやすくなります 。


  • サブスクリプションでAppleに支払う総額

  • 仕事で使うAdobeソフトに、今後支払っていく総額

  • 近所の行きつけのパスタ屋さんに、一生で支払う総額


このように、「一度きりの買い物」ではなく、「長く続く関係の中で支払われる合計金額」と考えるとイメージしやすいですね。


2. LTVの計算式


LTVは以下の計算式で求めることができます。


LTV = \text{平均購買単価} \times \text{継続購買期間(または平均購買頻度)}


【計算例】

例えば、1回の取引が30万円のサービスを、同じお客様が5回リピートしてくれた場合。

  • 30万円(単価)× 5回(頻度) = LTV 150万円となります。

つまり、LTVを高めるためには、「①単価を上げる」か「②頻度・期間を増やす」のどちらか(あるいは両方)のアプローチが必要になります 。


3. LTVを高める具体的な方法


では、具体的にどうすればLTVを上げることができるのでしょうか?

資料にある2つの切り口で見ていきましょう。


① 平均購買単価を上げるには


1回あたりの金額を増やすためのアプローチです。

  • 提供価値を向上させる: サービスの質を上げ、単価アップに繋げます 。

  • 中堅・大手企業を相手にする: 予算規模の大きい顧客をターゲットにします 。

  • 成果と比較して値付けする: SNS運用代行のように、出た成果に合わせて価格を設定します 。

  • アップセル・クロスセルを行う: 上位商品を提案したり、関連商品をセットで販売します 。


② 購買頻度・期間を上げるには


長く、何度も利用してもらうためのアプローチです。

  • CRM(顧客管理)に力を入れる: 顧客との関係性を適切に管理します 。

  • 長い契約期間を用意する: 半年や1年など、長期契約のプランを作ります 。

  • 顧客の業務に入り込む: 相手の業務フローに深く関わることで、解約されにくい状況を作ります 。

  • データを蓄積する: データが溜まるほど便利になる仕組みを作り、離脱を防ぎます 。


4. なぜ今、LTVが重要なのか?


最後に、なぜこれほどLTVを上げることに注力すべきなのでしょうか?

最大の理由は、「新規顧客の獲得コストは、既存顧客維持の5倍かかる」と言われているからです 。


新しいお客様を見つけるのは大変ですが、一度信頼関係を築いたお客様との取引を深める方が、コストを抑えて利益を出しやすいのです。 だからこそ、1顧客あたりの取引価値(LTV)を高めることがビジネスにおいて非常に大切になります。


これからは、新規獲得だけでなく、「既存のお客様に対する営業」が成功の鍵を握っています。


まとめ


LTV(顧客生涯価値)は、お客様と長く良好な関係を築くことで最大化されます。

まずは、自社のサービスで「単価を上げる余地はないか?」「もっと長く使ってもらう工夫はできないか?」を考えてみることから始めてみましょう!

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